Case01:茨城県 ㈱E社様 へのメール

前、弊社のAPSチャックAPSクイック爪®を導入いただいた ㈱E社様 へ送らせていただいたメールです。

(前回の茨城県 ㈱E社様導入ストーリーこちら


多品種少量生産の工程集約加工による、長時間無人運転のご提案です。

発注数を全数生産すれば、段取りは1回で済みますが、必要数(納品数)の指定があると、その回数分段取りが必要となります。
多品種少量生産の問題点は、直接生産している時間よりも、段取り時間が長いことが非効率となり、売上減少・利益圧縮など問題があります。その為に、生産性の改善やコストダウンの有効手段として、段取り時間の短縮は大変効果的となります。

貴社における工程分割によるタクト生産は、標準時間による計画生産が大変有効な生産手段となっております。しかし、現在の生産体制は、資金の固定化は低いのですが、人手の確保が前提となる為、働き手の確保が大変重要となります。
正社員とすると、売上減少時の固定費がかさみ、派遣社員では、人材(頭脳労働者)の確保が難しく、生き残る為には常に成長(利益確保)し続けなければならない現実があり、長期的には問題が残ります。

現在のビジネスモデルを前提とすると、少人数による高効率(機械を止めないで稼動し続ける生産)で付加価値を生み出す新たな生産方式のご検討はいかがでしょうか?高効率な生産を実践するには、現状分析・改善案・計画・実践・見直しの出来る人材の確保が必然です。働き手と工場長との価値観(進む方向)の共有の出来る人材を確保する必要があります。人材確保の為には、継続的な利益の確保(生産性の確保)が必然です。

今までに、APSチャックAPSクイック爪®の導入により、結果として「段取り時間の短縮 ○○分、生産性向上 ○○%」と改善の効果を感じて頂けたことと確信しております。

しかしながら、導入の結果、利益は何%増えたのでしょうか?設備投資の効果を利益に結びつけるには、

利益=売上-経費

つまりは、

1.受注量を増やす(売上)
2.残業時間を減らす(経費)
3.人手を減らす(経費)

いくら設備投資をしても、1~3のいずれかを実施しなければ利益は増えません。人手不足は、3の「人手を減らし」、高効率・高付加価値企業への転換のチャンスなのかも知れません。(中小企業の生産性改善の為の政策で一括償却・設備投資助成などの活用のチャンス)

現実には、少ない人数でものづくりを行っている中小企業では、作業時間を数分短縮しても人を減らせません。また、残業時間も、作業者は残業手当が減るためになかなか積極的に減らそうとしません。

その結果、カイゼンして作業者は、楽になりますが利益に繋がらない結果が現実となります。

人中心の生産体制から、機械中心(自動化・無人化・段取りレス)で柔軟性の高い生産体制の確立が生き残りの条件と考えます。そして、肉体労働(ワーカー)から人材(頭脳肉体提供)による機械稼動の確保(メンテ)と生産性改善の出来る人材の養成には時間が掛かりますが(本当の多脳工の養成)、まずは、高効率・高付加価値生産のモデル作りから始めまませんか!!

お手伝い申し上げます。