【けんぶん録】 第1回 体験は未来予測の道しるべ

昨年のJIMTOF2016では、大勢のお客様より「トク・得チャック」のクイック爪への関心を頂き大変有難うございました。

「トク・得チャック」は、旋盤作業の爪交換などのムダな作業時間(利益につながらない時間)を回収するチャクで「得する」事から「トク・得チャック」と命名いたしました。

体験は 未来予測の 道しるべ

今日までは、食べる為に・豊かになる為に、昼夜がんばり続けた結果、GDPで世界2位までになる事ができました。しかし、家庭を顧みない結果、核家族化となり、(父さん元気で留守が良い?)等と言われ、豊かさが実感出来ない今日この頃です。また、日本は少子・高齢化社会に突入し、長寿と福祉の為に生産性を上げる必然性があります。当然、モノづくりの方法も変わる必然性があります。

過去、少種大量生産 ⇒ 専用工作機械・単体汎用機による工程別ロット生産(旋盤・フライス盤)が主流
現在、多品種ロット生産 ⇒ 工程分割による多工程タクト生産(MC-H・NC旋盤・タクト生産)
近未来、多品種少量生産(多品種小規模生産) ⇒ 工程集約による多台持ち生産(複合加工機etc)
生産手法は効率・生産性を求めて変化してきました。

1円でも安く・大量に作れば売れた「モノ」「量」の時代から、「コト」「質」の時代へ、今までの様な大量に安くという価値観から、「コト」を成す為のモノづくり(機能重視)へと今から準備する必要があります。特に昨今の高効率な工作機械は、設備投資額が大きく導入しても単体機のように使いこなすことは難しいでしょう。対向主軸・多タレットによる干渉・加工ノウハウなど会社の体力がある今からの準備が必要かと思います。良い人材の確保、魅力ある会社として維持する為に、どうしても生産性を上げる必要があります。微力ではありますが旋盤作業のムダな時間を「トク・得チャック」のクイック爪での回収をご提案申し上げます。

次回は、どの位回収可能かをご案内申し上げます。