このページでお伝えしたい方
- 現在水没法でリークテストをしている
- 図面には「モレなき事」とあるが、どうやってチェックするの?
- 加工・組立後の品質保証として漏れをチェックし良品を出荷したい!
- リークテスト工程を見える化したい
リークテストとは
気密検査装置
アルミや鉄などの金属製品や樹脂製品などの溶接部、溶着部、カシメ部
において、目視や画像検査では発見できない微細なピンホールや傷によ
る漏れの検出に使用されています。数μm単位のピンホールを検出可能。
検査対象物(ワーク)のに加圧・減圧して、その圧力(流量)変化を測
定し良否判定する検査装置です。
日本では
この気密テストを
水槽に水没させ人間が気泡を確認する 水没法 が多い。
ワークが濡れてしまうので乾燥等の後処理が必要、それを嫌う場合エタノールを使う場合もある
人によって、あるいは小さすぎる気泡は見落とす可能性があり、(テスト結果に個人差が出る)
海外ではエアリークテストが盛んである。
そんな海外でグローバルスタンダードとなっているのがATEQ社 F620となります。
ATEQ社 F620 グローバルスタンダード差圧式エアリークテスターの特徴
- リークテストに最適化された独自のバルブ構造(スプールバルブを採用 短タクト 高応答性 低熱影響)
- 業界トップの精度を実現した先進のセンシング技術(±1.0%x測定値+1digit)
- 大型カラーディスプレイによる視認性 (重要な情報をシンプルに表示)
- 正負兼用レギュレータやデュアル仕様で正圧負圧制御可能
- クランプシリンダやバルブ切替えのための制御機能搭載可能(PLCなしでの運用)
- (OP)WINATEQ300でリアルタイムグラフ表示と結果取得 (専用ソフトにより、PCでリアルタイムグラフ表示、結果取得、パラメータ設定が可能)
測定サイクルとエア回路図
測定サイクルは①加圧②安定③テスト④排気の順番に実行されます。
エアリークテストの長所と短所(気を付ける点)
長所
- 圧縮空気と電源で検査可能
- 標準化・規格化しやすい(数値で閾値を設定しNGとOKを仕分け)
- 高コストパフォーマンス
- 検査環境により検査精度高めることが可能
短所(気を付ける点)
- 温度変化・容積変化の影響を受けやすい(前工程との温度変化に注意)
- 検査治具のシール部に問題が発生しやすい(標準交換部品として定期的に交換)
エアリークテスト運用にあたって
単体での使用も可能ですが、繰り返し品は自働化した検査治具が有効です。
治具の設計も含め弊社にご相談ください。